電気・電子・機械 お役立ち記事一覧

スキルアップ

微細加工の要素技術を自ら開発、世に広める

100μm角の世界最小のサイコロを造るプロセスでは、通常の切削加工の技術・ノウハウは到底通用しません。その中で、入曽精密では自らの手で微細切削加工を実現する要素技術を開発してきました。微細切削加工研究所は、そうした微細切削加工に関わる要素技術を、広く世の中に供給する取り組みを行っています。

バリ・デラミを出さずCFRPに連続穴開け

CFRPは強度があり軽量であるというメリットがある半面、ロッド加工においてはバリの発生、ボードの加工においてはデラミ(剥離)の発生など、加工が困難であるというデメリットがありました。愛知県東海市の共和製作所は、CFRPに適合したオリジナルの切削工具・工法を開発することにより、例えば板厚1~2mmのボードに対して、?0.5mmのドリル加工を1本の工具により100穴以上連続して実施する、などの技術を確立しています。

旋盤エキスパートの「振れ精度1μm」

茨城県ひたちなか市に本社・工場を置くエムテックは、CNC旋盤による微細加工、精密加工を手掛ける部品加工業です。通常、この規模の部品加工業の場合、創業事業が旋盤だったとしてもマシニングセンターも手掛け、幅広く顧客からの要求に対応していくことを志向します。ところが同社の場合、あえて旋盤しか手掛けない方針です。そうした技術の蓄積が結実したのが、外径?0.08mm、突き出し長さ0.8mmという極めて微細な長尺旋盤加工の技術です。

海外ではできない微細な射出成形金型にこだわる

モジュール0.025の微細な歯車の金型、世界最小レベルの0.08mmピッチのコネクタの金型。狭山金型製作所は埼玉県入間市に本社工場を置く、射出成形金型を専門とする金型製造業です。特に微細領域の成形金型の技術においては、日本トップクラスの技術と実績を有しています。射出成形の金型は英語でMOLDといいますが、同社の大場社長は日本で造られた高信頼性の金型はMOLDではなく「KANAGATA」と呼ぶべきである、と日本でのものづくりに徹底的にこだわっています。

硬くてもろい超硬合金を直接切削加工

超硬合金の切削加工が難しいのは、硬い半面で非常にもろく、欠けやすいという特性のためです。硬い材料に単純に穴加工しようとすると、貫通時に刃物からの負荷によって材料が欠けることにより、貫通箇所の穴の径が広がって製品として使い物にならなくなってしまいます。ところが、長野県諏訪市に本社工場を置くフォワードは、超硬への直彫り技術により0.5mmの穴開け加工に成功しました。