スキルアップの記事一覧

放電加工でアスペクト比100の微細穴

電子部品(半導体・コンデンサーなど)や電池の製造プロセスで使う部品、例えばノズルは、コンデンサーなどの電子部品を吸着してハンドリングするためのものです。プラスエンジニアリング(株)が得意とするのはこのような、ノズル・カッター・ピン・ヒートコマ・シュート・パンチ・ダイ・ツメ・巻き芯といった部品です。電子部品がどんどん小型化する中でノズルも小型化が求められ、吸着するための穴もどんどん小径になっていきます。小径の穴を長く開けるには高い加工技術が求められます。

セラミックを鏡面に仕上げる超精密加工

モバイル機器や自動運転車のカメラモジュール、次世代自動車のコックピットで組み込まれるヘッドアップディスプレイ(HUD)などの光学系では、非球面レンズが使われます。こうした金型を手作業で仕上げる熟練者がどんどん減っており、さらに製造プロセスに再現性を持たせる必要から、切削および研削加工による鏡面加工、さらに研磨加工をNC化することによる「手作業レス」な加工手法に注目が集まっています。木村製作所の切削加工による超精密鏡面加工は、一般的なラップ加工と同等のRa5(nm)を実現しています。

3D-CAD/CAMを究めて微細加工へ

さまざまな業界から難しいとされる部品の加工依頼を受け、全てに成功して驚かれるようになる中で斎藤社長が気が付いたことは、3次元形状の複雑な形状を造ることと、微細なサイズの加工を行うこととの共通点でした。さらに、産業のマザーマシンである工作機械の限界性能を把握することの重要性を感じ、自社の加工システムを世に問う思いで造り上げたのが、前述の世界最小のサイコロだったのです。

工具を内製し、微細ピン切削時のバリを抑制する

主工場を岐阜県・七宗町に置く愛工舎が製造しているのは、半導体や電子部品、電子部品から構成される複雑な回路の通電検査を行うための検査治具、コンタクトプローブに用いられる微細な金属ピンです。こうした微細なピンになると、加工時に発生するバリの影響を受けやすくなりますが、同社では、超硬合金のろう付けバイトを手で研いで内製し、加工段階でなるべくバリが発生しない工夫をしています。さらに、直径0.03mmクラスの微細ピンを、やはり微細なパイプにスプリングとともに挿入し、カシメるといった微細組立も得意としています。

微細穴を有する製品、基準を貫通穴にしておく理由は?

金属材料、セラミック、樹脂材料に対して直径0.02mmクラスの微細穴、あるいは交差穴あけ加工を得意とするのが、三重県津市に本社工場を置く中川製作所です。23℃±0.5℃に温度管理がなされた恒温室を持ち、スピンドルなど主要部位の温度管理が徹底された微細加工専用のマシニングセンターを複数台保有しています。また微細加工の測定検証を行うための電子顕微鏡など、各種測定機も充実しているサプライヤーです。