ろう付けと接着の違いは使用材料の違い

機械加工を学ぶコツ15

 接合加工の中で代表的な溶接を前回紹介しました。溶接は金属の母材同士を熱で溶かして金属組織的に結合するため、最も信頼性の高い接合方法です。今回は接合加工の別の方法として「ろう付け」と「接着」を紹介します。

 ろう付けは、接合させたい母材よりも低い温度で溶ける金属(これを「ろう」と呼ぶ)を溶かして、毛管現象により母材の隙間に流し込む接合方法です。溶接との一番の違いは、母材自体は溶けないことです。ろうの材料には、銀や銅、アルミニウム、ニッケルなどを使います。

 電気配線に使われるはんだ付けは、すずと鉛の合金をろうとして使用したもので、ろう付けの一種です。はんだ付けの歴史は古く、奈良の大仏の建造にも使われています。ただし、鉛は有害であることから現在は鉛を含まない「鉛フリーはんだ」が普及しています。

 ろう付けの特徴をまとめると下記のようになります。

[1]母材は溶けないので、薄板や精密な部品の接合に適する。
[2]ろうの浸透により、複雑な形状でも接合が可能。
[3]異なる金属同士の接合も可能。

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