手間が増えるばかりで所員の採用は進まず(後編)

前回からの続き

若手獲得のためのアピールも必要に

 優秀な人材の獲得や育成も事務所運営と密接に関係する。所員の採用や待遇に関する悩みを聞くと、「応募はあるが採用したい人材がいない」と「募集しても応募がない」が頭 1つ抜きんでた。

Q.所員の採用・待遇に関する悩みは?
「採用したい人材が集まらない」という悩みがトップだった。「設計事務所への志望者が減った」と感じている主宰者もおり、応募を待つばかりでなく事務所側からも強みなどをアピールする必要がありそうだ(資料:日経アーキテクチュア)

 自由回答では、「設計事務所の志望者が減った」「優秀な人材は首都圏の大手に取られてしまう」といった声があった。こうした状況を受けて、「地方の大学や大学院から採用する」といった対策を取る主宰者もいた。

 人材確保に苦戦を強いられる小規模事務所の中にも、「若年層へのアピールのため地域イベントに参加し、設計事務所の仕事を紹介している」など、待ちの姿勢から攻めに転じる主宰者も出始めている。

 働く環境の整備も欠かせないが、あまり進んでいないようだ。主宰者に働き方改革を進めているかどうかを聞くと、6割強が「進める予定はない」と回答した。「進めている」「近いうちに進める予定」と答えた主宰者に内容を尋ねると、「週休2日制の導入」や「休暇の取得促進」が上位だった。

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