資格を武器に転職・独立も(後編)

前回からの続き

独立して技術士事務所の開設も

 土木分野で最難関といわれる技術士の資格保有者の中には、独立して事務所を構える人もいる。例えば、鶴巻技術士事務所(さいたま市)の鶴巻広一代表は、14年に大手建設コンサルタント会社から独立した。その前年に技術士協同組合主催の独立開業セミナーを受講し、独立しようと決心したという。

 ただ、建設コンサルタント業務の多くは国や自治体が発注するので、個人ではなかなか受注できない。鶴巻代表の場合、損害保険会社からの事故調査の依頼が最も多いという。

 工事現場や完成した建造物で事故があった場合に、技術的な視点で原因を調査する業務だ。保険会社は、調査結果を基に保険金の支払いが妥当かどうかを判断する。

 鶴巻代表の仕事の多くは、独立した様々な分野の技術士同士でつくるグループ経由で入ってくるという。グループに来た依頼のうち、土木関係の案件を鶴巻代表が担当する。

 その他、独立して受験指導を手掛ける技術士も多い。例えば、和合館工学舎で講師を務める田中菜摘氏も、資格を生かして17年に技術士事務所を開設した。

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