表彰多数の技術者 経営戦略を担う(後編)

植田 大造氏(44歳) 八千代エンジニヤリング経営戦略室経営戦略課課長

前回からの続き

「先を見据えた仕事がしたい」

 植田氏は法政大学大学院工学研究科で河川を専攻した後、2000年に八千代エンジニヤリングに入社。04年に本社河川部に配属となった。

 建設コンサルタント会社の事業部門で活躍した技術者が経営部門に転じる場合、本部長や支店長などの要職を歴任したうえで異動することが多い。しかし植田氏は、中堅の30代のうちに河川部を去った。

 異動前の植田氏は河川技術者として成果を上げる一方、内心では満たされないものがあった。発注者自身の日常的な「困り事」が他にあるのではと考えていたからだ。そして、伝統ある河川技術を究めるよりも、「もっと先を見据えた新しい仕事がしたい」と考え、情報系の業務を志願した。

 12年に技術開発部へ異動し、国土交通省が発注する河川の維持管理データベースの構築などを担当するようになった。一般に保守的と見られがちな官公庁の職員がICT(情報通信技術)の導入で業務改善に努める姿を目の当たりにして、同氏のやりたい仕事はさらに変わっていく。

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