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発展途上国の医療向上にも貢献する超精密加工技術

従来、射出成形においては、その製品ごとにダイセットとよばれる金型ユニットをつくる必要があり、その製造コストは大きなものでした。しかし、ワークス(福岡県・遠賀町)は超精密加工技術により、金型の入れ子の精度を1μmレベルにすることで、高価なダイセットを毎回造ることなく入れ子だけの入れ替えで、多品種の射出成形に対応できる革新技術を構築しました。この金型の工法転換により大きな恩恵がもたらされたのが医療業界です。

大手よりも先に電子ビーム溶接加工設備を導入して使いこなす

電子ビーム溶接では、アーク溶接の約5000倍ともいわれる高エネルギービーム熱源を用いるため、タングステンやタンタルといった高融点材料を溶接できます。銅+ステンレス、鉄+ステンレスなどの異種金属溶接も可能です。ただし、加工時にワークを真空状態下に置く必要があり、設備そのものが巨大な真空チャンバーの中に入っています。従って大変高額な設備であり、大手企業でもおいそれと導入できるものではありません。それを大手より先に導入するのです。

0.05mmの薄板を歪ませることなく溶接する

静岡県富士市に本社を置く株式会社マツダは、なんと0.05mmという極めて薄い板厚の微細溶接を、ファイバーレーザー溶接機により歪みなく実現しています。一般的な微細溶接に用いられるYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)レーザーによる溶接機の場合、歪なしで溶接できる限界の薄さは0.5~0.8mmといわれていますので、0.05mmの歪みレス溶接がいかに高い技術であるか、よく分かります。

海外大手企業が高精度MIM成形の相談を持ち込む

日本マイクロMIMホールディングスのMIM(Metal Injection Molding)製造技術「μ―MIM(マイクロミム)」は、従来のMIMでは量産困難な精度±0.01mmでの成形ができ、さらに高い精度の実現も可能です。その結果、同社には機械加工からMIMへの「工法転換」を伴う案件が多数持ち込まれています。1/10ものコストダウンに成功した事例があります。

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