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3D-CAD/CAMを究めて微細加工へ

さまざまな業界から難しいとされる部品の加工依頼を受け、全てに成功して驚かれるようになる中で斎藤社長が気が付いたことは、3次元形状の複雑な形状を造ることと、微細なサイズの加工を行うこととの共通点でした。さらに、産業のマザーマシンである工作機械の限界性能を把握することの重要性を感じ、自社の加工システムを世に問う思いで造り上げたのが、前述の世界最小のサイコロだったのです。

工具を内製し、微細ピン切削時のバリを抑制する

主工場を岐阜県・七宗町に置く愛工舎が製造しているのは、半導体や電子部品、電子部品から構成される複雑な回路の通電検査を行うための検査治具、コンタクトプローブに用いられる微細な金属ピンです。こうした微細なピンになると、加工時に発生するバリの影響を受けやすくなりますが、同社では、超硬合金のろう付けバイトを手で研いで内製し、加工段階でなるべくバリが発生しない工夫をしています。さらに、直径0.03mmクラスの微細ピンを、やはり微細なパイプにスプリングとともに挿入し、カシメるといった微細組立も得意としています。

微細穴を有する製品、基準を貫通穴にしておく理由は?

金属材料、セラミック、樹脂材料に対して直径0.02mmクラスの微細穴、あるいは交差穴あけ加工を得意とするのが、三重県津市に本社工場を置く中川製作所です。23℃±0.5℃に温度管理がなされた恒温室を持ち、スピンドルなど主要部位の温度管理が徹底された微細加工専用のマシニングセンターを複数台保有しています。また微細加工の測定検証を行うための電子顕微鏡など、各種測定機も充実しているサプライヤーです。

日本に部品加工業を残せ!

日本の製造業の競争力の源泉ともいえる部品加工業には、いわゆる業界団体などといった全国レベルでの横のつながりはほとんどなく、地域ごとのネットワークしか存在しませんでした。船井総合研究所 ファクトリービジネスグループは、部品加工業の経営体質を強化するために、2011年11月から「ファクトリービジネス研究会 部品加工業経営部会」を発足させました。東日本大震災の後、「日本国内でのものづくりはもうダメだ」という空気の中、何としても部品加工業を国内に残さなければいけないという強い思いがありました。

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